専業主婦のお小遣いはいくら?【55%は不満足】希望するお小遣い1位は月3万円・平均額15,000円【実際にアンケート調査】

専業主婦は、お小遣いをいくらもらっているものなのか?

そのお小遣いで満足をしているのか?

お小遣いが足りない時はどうしているのか?

主婦のお小遣い事情を調べるため専業主婦に限定にし300人にアンケートをお願いしました。

調査概要

調査概要は、以下の通りです。

調査対象 18歳以上専業主婦・無収入から年収2,000万円
調査対象人数 300人
調査方法 インターネット(クラウドワークス)
調査実施期間 2024年3月8日~2024年3月14日
調査対象地域 日本

アンケート調査の質問内容

アンケートで答えてもらった内容は、以下の通りです。

  1. 年代は?(18歳19歳・20代・30代・40代・50代・60代・70代以上)
  2. 世帯年収は?(0円(無収入)、1万円~299万円、300万円~499万円、500万円~699万円、700万円~999万円、1000万円~1999万円、2000万円~)
  3. 既婚・未婚・子どもあり・子どもなしについて選んでください
  4. 1ヶ月のお小遣いはいくらですか?
  5. なぜ、その金額になりましたか?
  6. 今のお小遣いに満足ですか?
  7. お小遣いが足りない時はどうしていますか? (我慢する/節約する/借りる/稼ぐ/配偶者・パートナー・夫に相談する/その他)
  8. 借りると答えた方への質問です。借りる相手はどこ?誰ですか?
  9. 稼ぐと答えた方への質問です。稼ぐ具体的な方法はなんですか?
  10. 配偶者・パートナー・夫に相談すると答えた方への質問です。どういう結果になりましたか?
  11. その他と答えた方への質問です。お小遣いが足りない時はどうしていますか?

専業主婦のお小遣いは?アンケート調査結果のサマリー

アンケート調査結果のサマリーは、

  • 専業主婦のお小遣いの平均金額は、15,207円
  • 55%は満足していない
  • 希望するお小遣い1位は月3万円
  • 専業主婦のお小遣いが足りない時には、「我慢する・節約する」が約6割
  • 今のお小遣いに満足している専業主婦は135人(45%)
  • 専業主婦のお小遣いが足りなくなっても旦那さんに相談する人は19.5%
  • 専業主婦のお小遣い希望金額は、今の1.86倍

調査結果詳細

アンケートに答えたいただいた方のデータです。

アンケート調査した元のエクセルデータ(.csv)は下記ページからダウンロードできます。>>お金がないと旦那に言えない!対処法や夫がお金をくれない・貯金がない時の対策等解説※記事中に飛びます。

■年代

アンケートに答えていただいた方を年代別に集計しました。 30代の144人(48%)が一番多く、次いで40代72人(24%)、20代の46人(15.3%)です。70代の方の回答はありませんでした。

年代 人数 割合
18歳・19歳 2人 0.67%
20代 46人 15.33%
30代 144人 48.00%
40代 72人 24.00%
50代 30人 10.00%
60代 6人 2.00%
70代 0人 0.00%
合計 300人  

■世帯年収

専業主婦の方が対象のアンケートなので世帯年収で、7種類に区切って答えていただいています。 300万円~499万円の103人(34.33%)が一番多数です。次いで、500万円~699万円の90人(30.00%)、700万円~999万円の58人(19.33%)と続きます。

世帯年収 人数 割合
0円(無収入) 5人 1.67%
1万円~299万円 23人 7.67%
300万円~499万円 103人 34.33%
500万円~699万円 90人 30.00%
700万円~999万円 58人 19.33%
1,000万円~1,999万円 20人 6.67%
2,000万円~ 1人 0.33%
合計 300人  

■既婚・未婚

既婚・未婚・子どもあり・子どもなしについて答えていただきました。 約96%の方が既婚で、そのうち228人(76%)がお子さんをお持ちの専業主婦です。

既婚・未婚・子どもあり・子どもなし 人数 割合
既婚・子どもあり 228人 76.00%
既婚・子どもなし 62人 20.67%
未婚・子どもあり 3人 1.00%
未婚・子どもなし 7人 2.33%

1ヶ月のお小遣いはいくらですか?

専業主婦の1ヶ月のお小遣いでもっとも多かった答えは「10,000円」58人(19.33%)でした。次いで、「0円」50人(16.67%)でほぼ同数の回答がありました。 一番の高額は、30万円でした。

お小遣いの金額 ランキング 人数 割合
10,000円 第1位 58人 19.33%
0円 第2位 50人 16.67%
5,000円 第3位 43人 14.33%
20,000円 第4位 36人 12.00%
30,000円 第5位 32人 10.67%
15,000円 第6位 19人 6.33%
50,000円 第7位 15人 5.00%
3,000円 第8位 8人 2.67%
40,000円 第9位 6人 2.00%
8,000円 第10位 4人 1.33%
25,000円 第10位 4人 1.33%
1,000円   3人 1.00%
2,000円   3人 1.00%
1,500円   2人 0.67%
2,500円   2人 0.67%
4,000円   2人 0.67%
6,000円   2人 0.67%
7,000円   2人 0.67%
35,000円   2人 0.67%
100,000円   2人 0.67%
5,500円   1人 0.33%
7,500円   1人 0.33%
22,000円   1人 0.33%
300,000円   1人 0.33%
決まっていない   1人 0.33%

 

【専業主婦のお小遣いの平均金額は?】

15,206円

なぜ、その金額になりましたか?

お小遣いの金額について、なぜその金額に決まったのかも答えていただきました。それぞれのお小遣い金額によって回答をまとめました。

0円になった理由(50人)
お金がないから・お金が足りない・家計が苦しいため・余裕がないので
パートで収入があることもあってか、もらわなくなりました
生活費以外でもらう発想がなかったです・そういう概念が全くありませんでした
お小遣いという名目を特に作る必要を今のところ感じていない
必要な物は生活費から買えるため
自分で稼いでいないから・自分の収入がないから
働いていないし、子供優先でお金を使いたい
必要ない・今は物欲がないから
欲しい物がある時だけ自分の貯金を下ろして使っているからです

 

1,000円~5,000円になった理由(63人)
なんとなく・決まった金額はなく、だいたい自分が自由に使っている金額を平均するとこのくらい。
余裕がないから・生活がギリギリだから・生活費から出せる限度額だから
そんなに物欲もなく、欲しいものがあったら家計から出すかたちなので、月0円の時もあるが平均して3000円くらいかなと思う
家計の負担にならない程度のため
友達とたまに行くランチ代くらいしかお金を使わないので
ローンの返済を最優先しているので、少なめにしている。
自分でポイ活で稼げている金額なので
最低限の化粧品が買える金額
無駄遣い発覚したから

 

5,500円~10,000円になった理由(68人)
配偶者の転職により収入減少と物価の価格高騰の為、生活費を節約して残る金額
ランチ代+美容代を合計してこの金額になりました。
雑誌に載っていた専業主婦のおこづかいと同程度の金額にした。
使っても生活にさしつかえない為
必要な時にもらっているから
夫からの提示。
毎月違います 旦那の給料&気分次第で変わります
友達とランチして服とか買えればいいかなと思いこの金額めす
いろいろ差し引いて、この金額になりました
あまり使うことがないので

 

15,000円になった理由(39人)
1ヶ月にだいたい必要な金額を計算して決めました。
特に自分のことにお金を使わないから
夫婦で話し合って
旦那と同じ金額
通っているスポーツジムとサプリメント代として15,000円になりました。
自分で使いすぎない金額を決めました。
基礎化粧品や洋服・携帯代で
生活費を差し引いて
教育費、習い事費用等、子供にかけるお金がかかるから

 

20,000円~25,000円になった理由(41人)
支出と貯金を考えて
扶養手当で入ってくる金額
そんなに使わないから必要最低限の金額をもらっている
家計を計算して、可能な額だったため。
ネイルやランチ代程度で済むから
貯金や病院代に回したいから
好きなものを購入している金額がそれくらいになります。
なんとなく、多くも少なくもないかなぁくらいの感じで
必要なものをその都度買う形だから、これ以下の時もあればオーバーする時もある。

 

30,000円~40,000円になった理由(40人)
家計の余剰金から
主人と話し合って。普段家にいることが多く、外出しないため、お金を使わないから。
携帯代など必要最低限にして貯蓄しているから
友人や親から聞いてだいたいこれくらいかと思いこの金額になりました。
夫と話し合った結果。夫より収入が少ないので、夫より少ない値とした。
特に理由はなかった
洋服、美容院代で大体そのくらい使うから
孫に何か買ってあげる。
お稽古事、フィットネスジムなどの月謝に相当する金額が私のお小遣いになるからです。

 

50,000円になった理由(15人)
食費と日用品込み込みでの値段
賃貸マンションの家賃、光熱費等の固定費や食費といった支出を確保しつつ、自分自身の趣味や勉強に投資することとのバランスが取れるから。
話し合いをして妥当な金額が5万でした。
ほぼすべての生活費をPayPayで支払っているため。毎月5万円を送金してもらってやりくりしています。
生活費やローン返済、nisa投資金額を差し引くとこのくらいの金額が手元に残る
生活費との兼ね合いで
美容代、交際費、服飾代など最低限必要な金額だから

 

100,000円以上になった理由
理由はない
特に制限はないが、どのぐらい自分がお金を使っているか把握しておきたいので、目安でこの金額にしました。
外に出て働けない時期に関しては家のことを回していく上で必要な金額だから。

 

今のお小遣いに満足ですか?

今のお小遣いに満足しているのかどうかを聞いたところ、135人(45%)の専業主婦は満足しているという回答でした。不満だという方が少し多く165人(55)%でした。

今のお小遣いに満足ですか? 人数 割合
はい 135人 45%
いいえ 165人 55%

希望のお小遣い金額は1ヶ月いくらですか?具体的な数字でお答えください

今のお小遣いの金額にかかわらず、希望金額を答えていただきました。 「3万円あれば」と考えている方が多く61人(約20.3%)で第1位でした。「まずは、お小遣いがもらえる状況がほしい」とお答えの方もありました。

お小遣いの金額 ランキング 人数 割合
30,000円 第1位 61人 20.33%
10,000円 第2位 54人 18.00%
20,000円 第3位 48人 16.00%
50,000円 第4位 46人 15.33%
5,000円 第5位 24人 8.00%
0円 第6位 12人 4.00%
15,000円 第6位 12人 4.00%
3,000円 第8位 7人 2.33%
40,000円 第8位 7人 2.33%
100,000円 第8位 7人 2.33%
25,000円   4人 1.33%
60,000円   3人 1.00%
80,000円   3人 1.00%
1,000円   2人 0.67%
35,000円   2人 0.67%
70,000円   2人 0.67%
300,000円   2人 0.67%
7,500円   1人 0.33%
16,000円   1人 0.33%
200,000円   1人 0.33%
まずは、お小遣いがもらえる状況がほしい   1人 0.33%

 

希望金額は意外にも「現状維持」

お小遣いがどれくらいあればいいのか、割合で算出したところ、1倍、今のままでいいとの回答が79人と最多でした。1.5倍が54人、2倍が42人、3倍が40人と「増やしてほしい」と考えるよりも現状維持ととても現実的な数字が出てきた印象でした。

 

お小遣いが足りない時はどうしていますか?

お小遣いが足りない時に、どういう対策をしているのかも答えていただきました。 約6割の方が、「我慢する・節約する」と回答しました。配偶者・パートナー・夫に相談する方は2割しかないのが意外な感じがしました。借りるという答えが3人しかいないことも予想外の結果となりました。

お小遣いが足りない時はどうしていますか? 人数 割合
我慢する 134人 31.53%
節約する 124人 29.18%
借りる 3人 0.71%
稼ぐ 61人 14.35%
配偶者・パートナー・夫に相談する 83人 19.53%
その他 20人 4.71%

借りると答えた方への質問です。借りる相手はどこ?誰ですか?

専業主婦が借りれるところというのは、申し込み条件的にも厳しく、難しいことがわかります。実母、親というのが現実的ではありますが、頼っている人は少ないようです。

借りる相手はどこ?誰ですか? 人数
銀行 1人
実母 1人
カードローン 1人

稼ぐと答えた方への質問です。稼ぐ具体的な方法はなんですか?

専業主婦が稼ぐ方法として今ではポピュラーとなっているのが自分のお小遣いは自分で稼ぐ、「ポイ活」です。

何かと制約が多い主婦にとってポイ活は、スキマ時間を使って稼げる、初期費用をかけずに自宅で稼げると強い見方であることがわかります。 フ

リマサイト・フリマアプリで稼いでいる数字は、もう少し高いかと予想していましたが、3人と少数でした。

稼ぐ具体的な方法はなんですか? 人数
ポイ活 35人
クラウドワークス 14人
短期アルバイト・パート 13人
フリマサイト・フリマアプリ 3人
株式投資 2人
アンケート 2人
副業 2人
FX 1人
ハンドメイド 1人
ネットビジネス 1人
物販 1人
内職 1人

配偶者・パートナー・夫に相談すると答えた方への質問です。どういう結果になりましたか?

お小遣いが足りないとなったら、まずは夫に相談するのではないかと予想しましたが、意外と少ないことがわかりました。相談した結果、増額してもらるとの答えが多数ありましたが、反対に相談したからといっても解決ができないケースもあり、現実的には難しい現状があるということもわかりました。

配偶者・パートナー・夫に相談してどうなりましたか? 人数
もらえた、増額してくれた 74人
どうにもならない、もらえない 3人
前借になった 2人
工夫してやり繰りすることになった 1人

その他と答えた方への質問です。お小遣いが足りない時はどうしていますか?

専業主婦がお小遣いが足りない時には、自分の貯金を切り崩しているという回答が多くありました。これはいつまでも続くものではないので解決になっていない気もします。

その他と答えた方への質問です。お小遣いが足りない時はどうしていますか? 人数
自分の貯金から使う 16人
他の費用(食費・生活費)をやりくりして使う 2人
相談せずに使う 2人
次の月で調整する 1人

  以上、専業主婦のお小遣い関するアンケートでした。    

 

「お小遣いという概念がなかった」という回答があったところからも、「お小遣い」の範囲がどこを指しているのか、その家庭によっても違いがあり、むずかしいところではあります。

家計を預かっている立場としては、収入の範囲内で節約や工夫をすることで捻出ができるような気もしますが、そもそも収入が少なかったり、教育費やローンなどの出費で自分のために使うお金はないとひしひしと実感してしまう立場でもあります。

専業主婦で収入がないとは言え、家族のために毎日一生懸命働いているのにはかわりがなく、少しでも自由になるお金があると気持ちにもゆとりができそうな気がします。